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電力技術における高電圧・大電流試験技術の役割(2014/5/30 福岡大学)

2014/06/02

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講 師:八島 政史    

■ご所属:一般財団法人 電力中央研究所
     電力技術研究所長 工学博士

■演 題:電力技術における高電圧・大電流試験技術の役割
■日 時:2014年5月30日(金)16:30~

■主催:福岡大学 大学院工学研究科 

【概要】
 わが国で1年間に消費される電力量は1兆kWhにも達している。この大電力の供給には、高電圧・大電流を輸送する送変電設備を安定的に運用する技術が欠かせない。
 本講義では電力中央研究所における高電圧・大電流試験設備を紹介するとともに、送電電圧の高電圧化に対応した絶縁技術を始め、自然界で最大の高電圧・大電流を発する「雷」に対する耐雷技術について概説し、電力技術における高電圧・大電流試験技術の役割を解説する。

【学生の関わり様】
 わが国の電力 エネルギ-とその特徴、電力設備のハードを支える電力技術、 電力設備の耐雷設計技術、そして電力技術の将来課題について、パワ-ポイントとビデオを使って分かり易く説明された。
 学生からの質問は、特定規模需要とは何か、なぜDC送電が必要か、冬期雷と夏期雷の電気事故の相違、UHV送電の今後の動向、そして今後の電力事業のエネルギ-構成等である。また、原子力発電についても話題となった。他大学の院生を含む多数の出席者であった。
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