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System Stability of Power Grid (2015/12/9 熊本大学)

2015/12/11

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅱ(英語科目)

■講 師:Indar Chaerah Gunadin

■ご所属:ハサヌディン大学講師(インドネシア)

■演 題:System Stability of Power Grid

■日 時:平成 27 年 12 月 9 日(水)16:10 ~17:40
■場 所:熊本大学黒髪南地区 共用棟黒髪I 1階電数講義室

■主催:熊本大学 大学院自然科学研究科

【概要】
 電力系統の安定性について、安定性の分類を紹介し、その後、回転子安定性(安定度)、周波数安定性、電圧安定性の3つの安定性の考え方について詳しく解説した。その後、講師本人の研究成果として「安定度評価に基づく発電最適化」について、コスト最小化である経済負荷配分と最も安定性の高い発電機出力とのバランスを取る必要性を論じ、WSCC9母線系統を例題とした発電電力の最適な配分結果を示した。

【学生の関わり様】
 講演約1時間の後、学生との質問が約30分続いた。学生からは、基本的な安定性に関わる事柄から講師の研究成果の動機となる部分まで多岐にわたり、それぞれに丁寧に答えられた。
学生から出された主な質問を挙げる。
・経済最適化とは何を意味するのか
・回転子安定性で過渡安定度と定態安定度をじょう乱の大きさで分けるというが、どの程度の大きさで区別するのか
・じょう乱発生時に、機械的エネルギーが回転子に蓄えられるとあるが、それを抑えることはできないのか。制御系のガバナがあるのではないか
・経済性解析と安定性解析を両立させるのはなぜか
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