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大電流を遮断する -系統を保護するガス遮断器の構造と電流遮断のメカニズム-(2015/12/22 熊本大学)

2015/12/24

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講 師:中本 哲哉
■ご所属:株式会社東芝 電力システム社 
     電力・社会システム技術開発センター

■演 題:大電流を遮断する
     -系統を保護するガス遮断器の構造と電流遮断のメカニズム-

■日 時:平成 27 年 12 月 22 日(火)16:10 ~ 18:00
■場 所:熊本大学黒髪南地区 共用棟黒髪I 1階電数講義室

■主催:熊本大学 大学院自然科学研究科

【概要】
 日本の最高電圧である500kVの電力系統では、事故が起こると63kAという大きな事故電流が流れる場合がある。電力系統や各機器を保護するために、遮断器はこのような大きな事故電流を速やかに遮断することが求められている。本講演では、電力系統で主に使われているガス遮断器を取り上げ、遮断器の構造と電流遮断のメカニズムを紹介し、電力系統における電流の遮断について説明する。また、ガス遮断器の開発の変遷やその動向、および開発に使われている解析技術や試験技術を紹介する。

【学生の関わり様】
 遮断器を実際に研究開発してこられたメーカーの方なので、ガス遮断器の実際の構造や開発のための試験、さらには、製品としての試験方法など、教科書にはない生きた話を交えてご講演頂いたため、学生の皆さんにも興味を持って聞いて頂けたように思います。
講師の方が十分な準備をされて詳しいご説明をされたため講演時間が延び、学生からの質問が次の2件に留まったが、GISの点検方法やガス遮断器の寿命など、ご講演を補う良い質問がなされました。
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