文部科学省大学間連携共同教育推進事業「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ（日本語科目）

■講　師：　楊井 健冶　（工学博士、主任）
■ご所属：　ニチコン草津株式会社　ﾌｨﾙﾑ ・装置Gr．ﾌｨﾙﾑ装置技術課　ｺﾝﾃﾞｻ技術係

■演　題：　電力フィルムコンデサ特徴・応用及び今後の展望について

■日　時：　平成 28 年 11 月 11 日 (金)　16：30 ～ 18：00
■場　所：　福岡大学　中央図書館棟６階 大学院会議室

■主　催：　福岡大学　大学院工学研究科

■概要
　①　フィルムコンデンサの特徴、寿命の影響要因について
　②　SH、NHタイプ電力コンデンサの相違及び今後SH電力コンデンサの展望
　③　電力コンデンサ関連設備の紹介（力率改善用、高調波対策用等）
　④　産機車両直流フィルタ用フィルムコンデンサの構造・問題点及び今後の展望
　⑤　コンデンサ内部の放電現象解明に高電圧放電理論の重要性について
　⑥　講師が現在、従事しているフィルムコンデンサの評価業務について

【学生の関わり様】
　講義には、外部から12名の院生と内部から13名の院生と学生が参加した。講義では、講師が所属するニチコン草津（株）の商品であるフィルムコンデンサの製造方法や特徴、製品評価など専門的な説明があった。生徒たちは大変興味深く、熱心に講義を受けていた。
　講義の最後に学生から、以下のような質疑があり活発的な意見交換がなされた。
・異常電流が発生した際に生じるコンデンサの異常判断について
・小型化コンデンサについての展望について
・SHコンデンサの特徴、ニチコン（株）のSHコンデンサの強み
・コンデンサの寿命について
・就職先を選ぶ判断基準について