国際エネルギー情勢と日本のエネルギー問題 (2016/7/14 熊本大学)
2016/07/15
【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)
■講 師:山下 ゆかり
■ご所属:一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 理事
■演 題:国際エネルギー情勢と日本のエネルギー問題
■日 時:2016 年 7 月 14 日(木)16:10 ~17:40
■場 所:熊本大学 黒髪南地区 工学部2号館 224講義室
■主催:熊本大学 大学院自然科学研究科
【概要】
内外の足元のエネルギー情勢の俯瞰的な紹介と第4次エネルギー基本計画、エネルギーMIXに基づく日本のエネルギー政策の整理、今後の課題について講演します。
エネルギー資源に乏しい脆弱性を抱える日本の国民として、国際エネルギー情勢と日本の今後のエネルギー政策について、基礎的な理解をすることが今後の研究活動やビジネス戦略においても重要です。最近のエネルギー国際情勢に関しては、「世界/アジアエネルギーアウトルック2015」の気候変動へのプラグマティックアプローチや、足元のエネルギー低価格の影響分析などもご紹介する予定です。
なお、この講義は、(一財)日本エネルギー経済研究所50周年記念の一環として行われます。
【学生の関わり様】
国際エネルギー情勢から、我が国のエネルギー基本政策、省エネルギー、地球温暖化対策など、社会経済学的な側面から詳しくご講演頂きました。そのため予定していたご講演時間が終了時刻を20分ほど超過し18時頃となりましたが、ご講演後、履修学生から、「省エネと電力自由化の関係」、「省エネの進展に伴う経済活動への影響」、26%CO2削減の達成可能性」、「北米欧州のエネルギーの伸び」、「カナダとロシアのエネルギー自給率の高さ」など、さまざまな質問が出され、講師の山下様から一つずつ丁寧にお答えを頂きました。また履修学生以外からも、「環境浄化の研究をしているが役立つか」、「プルトニウムの保有」などについても質問が出され、合わせて30分ほど質疑応答が活発に行われました。