文部科学省大学間連携共同教育推進事業「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ（日本語科目）

■講　師：　井上 謙吾　准教授
■ご所属：　宮崎大学 農学部 応用生物科学科

■演　題：　微生物燃料電池による発電と有機物処理

■日　時：　平成 28年 7月 29日（金）15:00～16:30
■場　所：　福岡工業大学　A棟6階　電気工学専攻大学院ゼミ室

■主　催：　福岡工業大学 大学院工学研究科
■共　催：　九州パワーアカデミー

■概要
　微生物燃料電池は微生物を利用して有機化合物の化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する装置である。他の発電技術と比較すると発電できる電力量は低いものの、微生物燃料電池を用いることで、下水や有機性廃棄物を燃料として電力を供給することができる。すなわち、有機廃棄物の処理と同時に発電を行うことができる。本講義では、その原理と応用例について解説する。

【学生の関わり様】
　学生からは、微生物燃料電池の発電メカニズムに関することや、発電に必要なタンパク質の生成過程、発電コストに関することが質問された。講義終了後にも学生から質問を受け付け、講師は非常に熱心に受け答えていた。