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大気圧プラズマの基礎と農業への応用~超格安電源づくりから農作物生産や鮮度保持への活用まで~ (2016/11/25 熊本大学)

2016/11/28

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講 師:高木 浩一 教授   
■ご所属:岩手大学大学院工学研究科
     電気電子・システム工学専攻

■演 題:大気圧プラズマの基礎と農業への応用
     ~超格安電源づくりから農作物生産や鮮度保持への活用まで~

■日 時:2016 年 11 月 25 日(金)16:10 ~17:40
■場 所:熊本大学 黒髪南地区 総合研究棟、204会議室

■主催:熊本大学 大学院自然科学研究科

【概要】
 はじめに、適切な高電圧電源を選ぶために、直流や交流の高電圧の発生原理を説明し、その後、パルス高電圧の発生法について触れる。加えて、プラズマの定義や特徴、分類についても、簡単な説明を行う。次に、「高電圧・プラズマの農業・水産業・食品プロセスへの利用」として、高電圧やプラズマをどのように活用するかを説明した後に、具体的な事例や装置について解説する。事例としては、植物の生育促進、子実体形成促進、農産物や水産物の鮮度保持、食品プロセス時の酵素活性制御などを予定している。加えて、それらの評価に用いる手法として、SPAD、PCR、W-blot、SDS-PAGEなどについても解説する。

【学生の関わり様】
 現在プラズマの農業応用では最も活躍されている研究者の講演で学生達は高い関心を持って聴講している様子であった。講師の先生から逆にこんな事は知っているか?とか、このような手法は正しいと思うか?等の質問を学生に問いかける場面が多々あり、討論型の授業を意識された講演であった。内容が多岐にわたっていたため予定の時間をかなり超過したため講演後の学生からの質問を1名に限定した。
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