Activities

固体絶縁材料の熱刺激電流による電気的特性評価 [2月2日(金)九州工業大学]

2018/02/09

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講師:鈴置 保雄 氏
   (ご所属)愛知工業大学 工学部 電気学科 教授

■演題:固体絶縁材料の熱刺激電流による電気的特性評価

■日時:平成 30年 2月 2日(金)14:40~16:10

■場所:九州工業大学 総合教育棟C-2A
    http://www.kyutech.ac.jp/information/map/tobata.html 
    (6番の建物)
 [遠隔講義場所]
 九州大学  伊都キャンパス ウエスト2号館3階 第7講義室 
 福岡大学  高電圧棟3階
 熊本大学
 福岡工業大学 

■主催:国立大学法人 九州工業大学 大学院 工学研究院
■申込/お問合せ:九州工業大学 担当 小迫・森
 E-mail:renkei_kit[at]ele.kyutech.ac.jp
■概要
 固体絶縁材料中のキャリヤ・トラップは、破壊や電導などの過程に影響を与えるとともに空間電荷形成による電界変歪をとおして絶縁性能に大きな影響を与える。このトラップの性質を実験的に明らかにする方法として、1970年代から80年代にかけて熱刺激電流法がよく用いられた。この方法は、最近では有機エレクトロニクス材料を始めとする多様な材料にも適用されている。本講義では、熱刺激電流法の原理、トラップの性質の評価法を解説するとともに、ポリエチレンを中心とした絶縁材料への適用結果の例を紹介した。
■学生の関わり様
 熱刺激電流法の基本原理から始まり,詳細な式の展開説明がなされ,固体絶縁材料中のトラップの性質の評価法が解説された。
また,ポリエチレンを中心とした絶縁材料への適用結果の例も紹介され,大変興味深いものとなった。
学生からの質問は時間の都合上できなかったが,講義前後に直接討論を行うことができ,大変有意義なものとなった。


Page Top