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SDGsと建築材料の研究紹介〜コンクリート電池の研究開発〜  [6月14日(金)福岡工業大学]

2024/06/16

【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ(日本語科目)

■講師:サンジェイ パリ―ク 先生
(ご所属)日本大学 工学部 建築学科 教授

■演題:SDGsと建築材料の研究紹介〜コンクリート電池の研究開発〜

■日時:令和6年6月14日(金)16:30 〜 18:00

■場所:A35教室(対面とZoomのハイブリッド講義)

■主催:福岡工業大学大学院

■共催:大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ:福岡工業大学大学院事務室
電話:092-606-6996 E-mail:master@fit.ac.jp

■概要:現在,世界の消費電力量はほぼ一貫して増加しており,SDGs への取組みが推進されている。そこで,普段利用しているコンクリート構造物が電池として機能し,太陽光を利用した充電により電力を供給できれば有効な対策となる。既往の研究では,ジオポリマーモルタル(以下,GPM)がセメントモルタルよりも電池として高い性能を発揮することが確認されている。本研究では, GPM の電気容量や放電時間の改善を目的として,電池を並列につないだ場合と,最適な添加剤の種類及び添加量等の検討を行った結果を紹介する。更に,ロハスな建築物の実現において,建築材料の性能は大きな鍵となる。近々行っているその他の研究では「自己治癒コンクリート」,「コンクリートによる二酸化炭素固定化」や「相変化材料を用いての省エネルギー化」を持続可能で環境に配慮した新たなコンクリートの実用化に向けた研究を行っている事例を紹介する。

■学生の関わり様
本講義では、1.バクテリアを用いた自己治癒コンクリート、2.コンクリートのCO2固定化、3.エネルギー効率に優れた建築材料開発、4.コンクリート電池についてこれまでの研究を紹介いただいた。建築の専門家でありながら、電気の要素を取り込み、新たな蓄電デバイスを開発されているということで、異分野融合に興味が惹かれる内容であった。学生からは、コンクリート電池の電解質材料や絶縁材料に関すること、コンクリート中性深さ試験の真空時間に関すること、コンクリート電池の抵抗やエネルギー密度の計算に関する質問があった。
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