開講・開催通知

日本の電気事業史(1)-黎明期から第二次大戦前の自由競争時代まで- [1月9日(木)熊本大学]

2019/12/16

【科目種別】日本語科目

■講師:宮内 肇 准教授
(所属)熊本大学
■演題:日本の電気事業史(1)
    -黎明期から第二次大戦前の自由競争時代まで-

■日時:令和2年1月9日(木)16:30〜18:00
■場所:熊本大学(黒髪)総合研究棟204多目的会議室
 (遠隔受講)
      九州大学(第8講義室)

■主催:熊本大学
■申込/お問合せ:宮内 肇(熊本大学)miyauchi[at]cs.kumamoto-u.ac.jp

■概要
 2020年4月に一連の電力システム改革が終了する今、なぜ電力システム改革が必要であったのかを、電力事業史から振り返ります。
 我が国の電気事業は1886年の東京電燈の開業以来134年の歴史を刻みますが、そのほとんどの期間にわたってほぼ民間事業であったことが特筆されます。世界の交直論争を写して、東京電燈の直流による開業に対し大阪電燈の交流導入で、我が国の電力事業は始まりました。民間事業で地域独占を実現するための報償契約、さらに、経済の好不況や社会とも絡みながら、自由競争の時代を経て五大電力へと収斂していく、戦前の電気事業のダイナミズムについてお話しします。
 そして戦時の国策会社である日本発送電(株)を経て、電気事業再編で誕生した九電力体制、さらに、1970以降の石油ショック以降の電気事業の変化、1995年に始まった一連の電力システム改革については、次回(2~3月頃を予定)でお話しします。
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