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Status of electrical power in India (2014/1/28 九州大学@博多)

2014/01/29

■日時:2014 年 1 月 28日(火) 16:00~17:30
■場所:TKP博多駅前シティセンター、カンファレンス1

■講師:Ramanujam Sarathi 教授
■所属:インド工科大学マドラス校・電気工学科

■演題:「Status of electrical power in India」(英語)

【概要】
 インドの電力事情と今後の動向について話していただいた。インドでは,全電力レベルで必要量に対して供給が10%程度不足しており,停電が日常的に発生している。発電量の増加も必要であるが,送配電ロスが30%程度あるなど,古い系統設備を効率の良いものに置き代えたり,工場や農業などの需要家でも効率の良い設備に置き変えることで,相当のエネルギー節約が可能であることが紹介された。自然エネルギーの利用も個別には進んでいるが,フィードインタリフなど制度としての導入はされていない。

【学生の関わり様】
 電力会社の形態や自然エネルギー導入得の取り組み,農業での需要の内訳などについて質問が有った。また,原子力については,軍事として導入しているが,今後電力として原子力を導入する見通しについても質問があった。既に原子力発電は導入されているが10%程度であり,やはり福島の事故以来立地地元での住民の反対が増加しているとのことであった。
 講演が英語で早口で盛りだくさんであったせいもあり,学生には聞きづらかったかもしれない。次回は,講師の先生にこの講義の趣旨を理解してもらってディスカッションを誘導するような講義をするよう事前調整を図る必要性を感じた。
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