文部科学省大学間連携共同教育推進事業「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ（日本語科目）

■講　師：眞部 利應　　　　

■ご所属：九州通信ネットワーク(QTNet)取締役会長
　　　　　前九州電力社長、熊本大学客員教授

■演　題：会社と経営（3）～経済性工学の基礎～

■日　時：2014年11月13日（木）14：30-16：00
■場　所：熊本大学 黒髪南地区 総合研究棟 2階204 多目的会議室

■主催：熊本大学　大学院自然科学研究科　

【概要】
経済的に有利な案を見出し、比較して選択するための理論と技術。
例えば、機器取替や工場建替などの設備投資の経済性比較を長期間に亘って行うのにはどのように検討すればよいかなど。

【学生の関わり様】
大学の講義では聞く機会がほとんど無い、経済性工学の内容ではあったが学生から多くの質問があった。減価償却に関しては定額法と定率法の選択について講師と学生のみならず本学教員も交えた議論が交わされた。投資案の例題では電源開発（原子力、石炭火力、LNG火力、石油火力）があげられ、核燃料サイクルへの投資はプラスかマイナスかや耐用年数が過ぎた設備廃棄費用はどの費目にくみ込まれるかなどの質問があった。講師から経済性以外にも地球環境とエネルギーについて考えて欲しいと学生への要望で締めくくられた。