文部科学省大学間連携共同教育推進事業「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ（日本語科目）

■講　師： 原英則
■ご所属：株式会社　安川電機
　　　　　パワーエレクトロニクスチームリーダ

■演　題：先端パワーエレクトロニクス

■日　時：平成27年１月９日（金）15：30～17：00
■場　所：JR博多シティ会議室（10階　I+J）

■主　催：九州大学大学院システム情報科学研究院　電気システム工学部門

【概要】
　実際に市場でパワーエレクトロニクスがどう使われているのか、そしてどういうパワエレが今後必要になっていくのかなどを企業技術者のお立場からご講演いただく。

【学生の関わり様】
　企業の第一線で，先端的なパワーエレクトロニクス（以下，パワエレ）の研究開発に従事されている講師のご講演とあって，多数の学生が興味を持って受講していた。パワエレの歴史，基礎，応用，将来展望に加え，企業としての大切なポイントなどをバランス良く説明頂いた。最近は，「環境エネルギー分野」が製品開発を牽引していることを強調された。時々，研究室でパワエレをやってる人はいますか？とか，マトリクスコンバータって知ってますか？などの質問がなされ，学生は挙手にて答えた。講義の最後に，学生からの質問（なぜ，安川電機だけがマトリクスコンバータを実用化できたのか？）がなされ，技術的な優劣だけでなく，ユーザにとっての利益を考えて開発したことが理由であろう，とのことであった。授業中の学生間の討論はなかったが，授業後にも学生から講師の先生への質問がなされ，積極的な姿勢が見られた。