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電力システム改革の動向と今後の課題(2015/3/18 熊本大学)

2015/03/31

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講 師:草薙 真一    
■ご所属:兵庫県立大学 経済学部 応用経済学科

■演 題:電力システム改革の動向と今後の課題

■日 時:2015年3月18日(水)16:10-17:40
■場 所:熊本大学 黒髪南地区工学部 2号館 2階221講義室

■主催:熊本大学 大学院自然科学研究科

【概要】
 2013年2月に発表された『電力システム改革専門委員会報告書』は、様々な構想を内包していました。この中で「小売全面自由化(参入の自由化)」や「送配電部門の法的分離」は実現が確定的になった一方で、「新規制組織への移行」は、大きく後退しました。新規制組織が担うはずだった業務内容の検討が、新設の市場監視機関(いわゆる「8条委員会」)により矮小化された形でしかなされないというような事態が生じないようにする必要があります。そのような電力システム改革の今後の課題を、外国の例も参考にしながら検討していきます。

【学生の関わり様】
 全面自由化後は、どこの電力会社からでも買うことができるのかという素朴な疑問から、安さ・安定・環境のバランスはどうなのか、発電小売りとも多く売り買いすることが目的となり省エネルギーに反するのではなど非常に重要な問題にまで、幅広く質問が出された。
 講義が終わった後、30分近く質疑応答が交わされたため、講義終了が大幅に遅れる程であった。また、講師の草薙先生からも、「肝心の報告の場面では、鋭い質問が寄せられ、たじたじでした。」とのコメントを寄せて頂きました。
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