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パワーエレクトロニクスとその応用 (2016/10/13 九州大学@博多)

2016/10/17

【科目種別】電気エネルギー講座Ⅰ(日本語科目)

■講 師: 原 英則 (工学博士)
■ご所属:株式会社 安川電機
     技術開発本部 開発研究所
     パワーエレクトロニクス技術部 部長

■演 題:パワーエレクトロニクスとその応用

■日 時:平成 28年 10月 13日(木) 15:30~17:00
■場 所:TKP博多駅前シティセンター カンファレンス4

■主 催:九州大学大学院システム情報科学研究院 電気システム工学部門
■共 催:九州パワーアカデミー
■協 賛:電気学会 九州支部
     IEEE Fukuoka Section

■概要
 使用用途が拡大の一途をたどるパワーエレクトロニクス分野だが,
同時に様々な環境への対応や小型化・高効率化の要求が強くなっている。
本講義では,実際に適用がはじまった新しいパワエレ機器を紹介するほか,
これから必要になるであろう新しい性能や機能について企業技術者の立場
から説明します。

【学生の関わり様】
 パワーエレクトロニクスの歴史,インバータ回路やマトリクスコンバータ回路の基礎とその応用,将来展望に加え,企業技術者としての大切なポイントなどをバランス良く説明頂いた。最近は「環境エネルギー分野」および「SiCやGaNの先端デバイスの応用」が注目されているが,インバータの用途としては,従来のファン・ポンプ・コンプレッサ等の産業応用分野が,事業割合としては引き続き多くを占めており,性能改善の努力を怠ってはならないことや,機器の小型化,省エネルギー化が可能になると機電一体化が進み,今までに無かった付加価値の高いものが生まれること(パラダイムシフト),などが分かりやすく説明された。講義の題目が「パワーエレクトロニクスとその応用」と興味深いものであったため,事前登録者が多く,ほぼ満席が予想されたが,それに加えて当日受付の出席者も多く,急遽椅子席を追加せねばならないほどであった。講義の最後に3名の学生から,とても良い質問があった。これらは講義内容の深い理解に基づくものであり,積極的な受講姿勢が感じられた。
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