TOPICS

絶縁材料に関する研究 ~アメリカの碍子(絶縁材料)を日本で使用した時の評価~  [6月1日(金)福岡工業大学]

2018/06/02

【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ(日本語科目)

■講師:枦 健一 助教
(ご所属)独立行政法人国立高等専門学校機構 鹿児島工業高等専門学校 電気電子工学科

■演題:絶縁材料に関する研究
~アメリカの碍子(絶縁材料)を日本で使用した時の評価~

■日時:平成30年6月1日(金)16:30 〜 18:00

■場所:福岡工業大学(図書館3F グループ学習室03)

遠隔講義開催場所
九州大学:AMS講義室2
九州工業大学:C-2A
熊本大学:仮設D棟2階A会議室
福岡大学:4号館3Fマルチメディア室

■主催:大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ:福岡工業大学大学院事務室
電話:092-606-6996 E-mail:master@fit.ac.jp

■概要:鉄塔や電柱における送電線の支えや漏れ電流(電力損失)を防ぐための絶縁機器として「碍子」が用いられています。碍子の絶縁外被材料として日本では磁器や陶器が主流です。近年、米国を中心に碍子の絶縁外被材料にポリマー材料(シリコーンゴム)が普及しています。磁器等と比較してシリコーンゴムは軽量で作業性やコスト面で有利です。しかし、海に囲まれた島国である日本で使用した時、塩水をふくむ台風などにより汚損した時の絶縁性能の低下や紫外線によるゴムの劣化等の問題が懸念されます。
この講義では、意図的に汚損された絶縁材料に関する絶縁性能の評価について説明します。

■学生の関わり様
序盤は講師の先生のこれまでの研究の紹介の中でEMC(electromagnetic compatibility)に関する内容を紹介していただいた。その後のポリマー碍子に関する講義では、講師らが開発したウェイトロス試験に関する内容を説明いただき、アーク放電に伴うシリコンゴムのエロージョン解析を行った結果について、紹介があった。
 学生からの質問では、ポリマー碍子と磁器碍子の使用電圧、絶縁破壊電圧に関する質問や、アメリカと日本での環境の違い、ウェイトロス試験の他の試験との優位性に関する質問があり、各大学から非常に活発な意見交換が行われた。

Page Top