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インバータサージ絶縁の現状と今後について [12月10日(月)九州工業大学]

2018/12/14

【科目種別】電気エネルギー工学特論Ⅰ(日本語科目)

■講師:菊池 英行 氏
( ご所属)Hide Technology

■演題:インバータサージ絶縁の現状と今後について

■日時:平成30年12月10日(月)16:20~17:50

■場所:九州工業大学 戸畑キャンパス 教育研究10号棟 201

遠隔講義開催なし

■主催:国立大学法人 九州工業大学 大学院 工学研究院
■協賛:大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ:九州工業大学 担当:小迫
E-mail:renkei_kit[at]ele.kyutech.ac.jp

■概要:インバータ駆動モータは、産業用途や自動車用途など広く使われている。
インバータ駆動においては、急峻かつ過大な繰り返し電圧(いわゆるインバータサージ)が発生し、モータの絶縁は非常に厳しい環境に曝されている。
特に低圧モータでは部分放電フリーであることを要求されることが多いため、高PDIV(部分放電開始電圧)化の研究が進んでいるが、一方では弊害も多い。
そこで、高PDIV 化の最近の技術動向を紹介すると共に、部分放電を許容できる可能性を秘めたナノコンポジット絶縁材料の開発状況などについて述べた。

■学生の関わり様
インバータ駆動モータのインバータサージ絶縁の最新研究動向を説明頂いた。インバータサージ発生基本原理から始まり,耐サージ絶縁材料開発およびインバータモータへの適用について詳細な説明がなされ,インバータサージ下での部分放電特性解明や寿命評価法が解説され,聴講学生にとっても,大変興味深いものとなった。学生からの質問では,インバータサージ電圧に対する高耐圧エナメル線・モータの耐電圧値の現状や,製造過程での工程によるエナメル線部分放電電圧や寿命への影響,低温下での耐サージエナメル線の特性,エナメル線被覆絶縁材料の厚みの制御方法などがなされ,大変有意義なものとなった。
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