この取組について

平成24年度 文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」 選定取組  →  平成29年度より「大学間連携共同教育プログラム」へ継承
取組名称:未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成
取組大学:九州大学(代表校),九州工業大学,熊本大学,福岡大学,福岡工業大学

【狙い】

この取組は,修士課程学生を対象に,大学と産業界が連携して,未来像を自ら思い描ける志向力と,多様な社会での協働に必要なコミュニケーション能力,企画力,協働力に優れた,産業界のさまざまな場面で必要とされる電気エネルギー分野で活躍する人材を育成することを目指します。

【背景】

大学では,大学院在学中に,大学院を修了して社会に出た時の自らの姿を思い描けない学生が増えてきています。また,産業界からは,学生の視野が狭く,志向力,コミュニケーション能力,協働能力に乏しいなどの指摘がなされています。これらを解決し,社会で生き生きと活躍できる人材の育成を行うことは,重要なテーマです。

【内容】

討論重視のオムニバス講義と,合宿型の研究発表・討論会,国際会議での研究発表が中心になります。オムニバス講義では,従来行われていた学外講師による講義を,海外からの講師も含めた多様なものに拡充し,一方通行的な講義ではなく,討論も含めたものにします。また,合宿型の研究発表・討論会では,今まで専攻や研究室内で行っていた研究発表や討論を,他大学の学生・教員や企業技術者・研究者も含めた濃密な環境の中で行います。これらに参加した学生の評価は連携機関の企業技術者・研究者の視点も加えて行います。

【目標】

学生はこの取組の教育プログラムを受講すると,新しい刺激を受けて志向力を向上させ,「他流試合」の研究発表・討論でコミュニケーション能力を伸ばし,企画・運営に参画することによって企画力と協働力を向上させます。これらの能力向上は、カリキュラムインベントリ方式で定量的に確認します。そのような学生を平成26年度末までに30人,以後毎年同数を目標に社会に送り出します。
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