開講・開催通知

世界最高レベルのエネルギー密度を示すLi-ionキャパシタの実現 [7月8日(金)福岡工業大学]

2022/05/18

【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ(日本語科目)

■講師:江口 卓弥 先生
(ご所属)日本大学工学部 電気電子工学科 助教

■演題:世界最高レベルのエネルギー密度を示すLi-ionキャパシタの実現

■日時:令和4年7月8日(金)16:20 〜 17:50

■場所:対面とZoomのハイブリッド講義

■主催:福岡工業大学大学院

■共催:大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ:福岡工業大学大学院事務室
電話:092-606-6996 E-mail:master@fit.ac.jp

■概要:バッテリーは自動車、携帯電話、エネルギー貯蔵装置、ロボットなど幅広い分野で使用されている。電気二重層キャパシタ(EDLC)はいわゆるコンデンサより大きな容量を実現し、長寿命、急速充放電(高出力密度)などの特徴がある。EDLCは自動車の回生電力の回収装置、電力平準化システム、非常用電源などに使用されている。しかし、EDLCの電気を蓄えることができる能力(エネルギー密度)はバッテリー(二次電池)に比べて低い。Li-ionキャパシタ(LIC)はEDLCの正極とLiイオン電池(LIB)の負極を組み合わせたハイブリットキャパシタの一種である。LICはEDLCよりも高いエネルギー密度を有するものの、LICのエネルギー密度はLIBより一桁ほど低い。
近年、シリコン(Si)が負極の活物質として注目されている。Siは従来の負極活物質である炭素材料の約10倍のLiイオン吸蔵容量を有しており、より高いエネルギー密度に到達できる可能性がある。
 講義では活性炭正極とSi負極を用いたLICのエネルギー密度を最大化する設計技術について紹介する。
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