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送電線の屋外絶縁がいしの技術動向—誘電・絶縁現象,雪害対策[10月28日(月)九州工業大学]

2019/11/06

■講師:屋地 康平 氏 ( 博士(工学))
(ご所属)鹿児島工業高等専門学校 電気電子工学科

■演題:「送電線の屋外絶縁がいしの技術動向—誘電・絶縁現象,雪害対策」

■日時:令和元年 10月  28日(月) 16:20〜 17:50

■場所:九州工業大学 戸畑キャンパス MILAiS(ミライズ)
【遠隔講義場所】
      九州大学(調整中)
      熊本大学(調整中) 
      福岡大学(4号館3F 電気マルチメディア室)
      福岡工業大学(E棟3F FDセミナー室)

■主催:九州工業大学大学院工学研究院
■申込/お問合せ:九州工業大学
         小迫雅裕 kozako[at]ele.kyutech.ac.jp

■概要
 屋外絶縁のかんどころは,地域に応じた気象条件を送配電線の絶縁設計にうまく取り込むことであり,ある面では「信頼性の高い安定した技術」であると考えられてきたが,近年は違った見方が必要になっている.
実際,日本国土は今なお,かつてない気象条件・自然災害に頻繁に見舞われ,私たちは時折大規模な供給支障を経験している.
本講演では,自然災害への備えとして屋外絶縁技術の果たす役割,特にがいしの絶縁設計について基本事項を述べ,ひとつの具体例として,大規模な雪害対策の一環で行われた研究に焦点を置き,氷の誘電特性解析やフラッシオーバー現象解明など,基礎的な解析手法やメカニズムを中心に紹介された。

■学生の関わり様
紹介されたデータは一般には見ることのできない非常に貴重なものであった。講義後には多くの学生から,特性や現象の詳細,言葉の定義,将来展望など具体的な質疑応答があった。

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