太陽電池の現状と超高効率多接合型太陽電池 [11月15日(金)福岡工業大学]
2019/11/15
【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ(日本語科目)
■講師:鈴木 秀俊 准教授
(ご所属)宮崎大学 工学教育研究部 電子物理工学科
■演題:太陽電池の現状と超高効率多接合型太陽電池
■日時:令和元年11月15日(金)14:40 〜 16:10
■場所:福岡工業大学A棟3F A33教室
遠隔講義開催なし
■主催:福岡工業大学大学院
■共催:大学間連携共同教育プログラム
■申込/お問合せ:福岡工業大学大学院事務室
電話:092-606-6996 E-mail:master@fit.ac.jp
■概要:クリーンなエネルギー源として太陽電池が注目されている。本講演では、まずは太陽電池の原理、エネルギー変換効率を制限している要因を説明する。ついで、現在主流となるSi、その他の薄膜型、有機系、III-V族化合物系等の様々な種類の太陽電池の現状を解説する。特に、各種太陽電池の中で最高の変換効率を有するIII-V族化合物半導体を使用した多接合型太陽電池について詳しく解説する。ここでは、多接合化と高効率化において重要な要素である、接合を行う各太陽電池のバンドギャップエネルギーおよび格子定数の組み合わせについて説明する。
最後に、宮崎大学で行なっている多接合型太陽電池用材料GaAsNの研究について紹介する。
■学生の関わり様:最初に、太陽電池の現状として、太陽電池の必要性に述べた後に、半導体の基礎からバンドギャップエネルギーの話をしていただいた。その後に太陽電池の種類や特徴、原理と変換効率についてワークシートを使った効率の計算を聴講学生に各自で計算してもらった。最後に超高効率多接合太陽電池について述べられ、集光の必要性について説明があった。学生からは集光した場合の耐熱性に関する質問があり、講師の先生は放熱の機構についても説明されていた。