文部科学省大学間連携共同教育推進事業「未来像を自ら描く電気エネルギー分野における実践的人材の育成」

【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ（日本語科目）

■講師：津田　敏宏 先生
（ご所属）金沢工業大学工学部　電気電子工学科　講師

■演題：もの作りの省力化を目指したモータ開発

■日時：令和4年6月3日（金）16：30　〜 18：00

■場所：Zoomオンライン

■主催：福岡工業大学大学院

■共催：大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ：福岡工業大学大学院事務室
電話：092-606-6996　E-mail：master@fit.ac.jp

■概要：2050年のカーボンニュートラル実現に向け，モータを含む電気機器の分野においては，今後，省エネの更なる深堀が求められるものと予想される。本講義では，モータ構造を簡素化し，もの作りの省力化を目指したモータ開発の事例として，二重巻線式リラクタンスモータを取り上げ，その構造と原理，特長を紹介する。

■学生の関わり様：二重巻線式リラクタンスモータの開発のアイデアに関して、途中で質問として学生に考えさせるような工夫があった。学部の電気機器の内容よりも高度な内容であり、誘導機や同期機の基礎を理解した上で、応用的な内容まで幅広い知識を必要とするより専門的な講義であった。聴講した大学院生からは巻線切り替え時の損失に関する内容や回転数、DWRMがどのような産業に貢献できるのか、省電力化への貢献度、磁気変調での始動に対する系統への影響に関する内容の質問があり、非常に充実した質問時間となった。