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パラメータ制御CO2レーザーの開発とCO2レーザープロセシング [7月25日(月)福岡工業大学]

2022/07/25

【科目種別】電気エネルギーシステム工学特論Ⅰ(日本語科目)

■講師:宇野 和行 先生
(ご所属)山梨大学 工学部 電気電子工学科 准教授

■演題:パラメータ制御CO2レーザーの開発とCO2レーザープロセシング

■日時:令和4年7月25日(月)16:20 〜 17:50

■場所:福岡工業大学A棟3F A33教室(対面とZoomのハイブリッド形式)

■主催:福岡工業大学総合研究機構エレクトロニクス研究所

■共催:大学間連携共同教育プログラム

■申込/お問合せ:福岡工業大学大学院事務室
電話:092-606-6996 E-mail:master@fit.ac.jp

■概要:レーザー光源は,産業・医療に欠かせないツールです.例えば,スマートフォンの作製には,100種類以上のレーザーが使用されています.ガラスや金属の加工だけでなく,電子機器の核となるCPUやメモリの作製にも使用されています.我々は,身の回りの材料(ガラスやポリマー樹脂,木材,紙など)や生体材料(歯や骨,皮膚,筋肉など)に高く吸収されるCO2レーザーに注目し,CO2レーザーのパラメータ(レーザーパルス波形,レーザービーム形状,レーザービーム偏光,レーザー発振波長)を制御し,物質に熱的影響(炭化やひび割れ,変質など)を与えずに,さらに低照射エネルギー・高効率で加工する技術(高い電気・光・加工効率による省エネルギー・レーザー加工技術)を研究しています.本講演では,レーザーの基礎から,我々の研究しているパラメータ制御CO2レーザーとそれによるレーザー加工,レーザー医療について発表します.

■学生の関わり様:レーザーの基礎から応用まで幅広い内容でご講演していただいた。特に宇野先生ご自身で開発されているCO2レーザーは市販品よりも小型で高エネルギー密度という特徴を有しており、機械精密加工や医療器具などへの応用が可能ということであった。学生・聴講者からは小型化設計に関することやレーザーの重ね合わせによる高エネルギー密度化、特許に関する質問があった。
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