TOPICS

高電圧工学と電気絶縁材料の進歩[10月21日(金)九州工業大学]

2022/10/21

■講師:松本 聡 氏
(ご所属)芝浦工業大学 名誉教授
■演題:高電圧工学と電気絶縁材料の進歩

■日時:2022年10月21日(金) 16:20 〜 17:50
■場所:九州工業大学 戸畑キャンパス
     教育研究10号棟2階ゼミ室 & Zoomハイブリッド

■主催:九州工業大学 工学部 電気電子工学科
■申込/お問合せ:小迫雅裕(kozako(アットマーク)ele.kyutech.ac.jp)
 申込締切:10月14日(金)

■概要:絶縁材料には気体、液体、固体に加えて複合誘電体やゲルなど種々のものが使用されている。ガス自体の絶縁劣化は実用上無視できるが、これ以外の材料では、物理的、化学的、機械的作用を受けながら徐々に絶縁劣化が進展し、最終的には絶縁破壊に至る。 本講演では、絶縁破壊現象に加えてその絶縁破壊メカニズムを物理化学の視点から説明する。また、絶縁診断で重要な部分放電計測や材料特性に着目した最新の高電圧計測について電気磁気学や電気電子計測の視点から述べる。

■学生の関わり様:エネルギーや電力システムの話題に始まり,高電圧・電力機器,高電圧試験・規格,電気絶縁材料,最後に分子レベルの内容にまで多岐に渡って各種技術が講義された。高電圧大電力分野は成熟したとはいえ,再生可能エネルギー導入に関する技術面での社会実装はこれからの大きな課題であり,日々技術革新がなされているようである。
現地および遠隔の受講生から多くの質問があり,一つずつ懇切丁寧に回答されていた。例えば,開発秘話,非接触給電,ビッグデータの取り扱い,絶縁油の構成などについて質問があった。また,講義終了後も現地受講生からの質問に答えていた。
Page Top